SHURE掛けがしたくてSHURE AONICを買ったものの、耳が痛くて30分も装着してられなかった管理人です。本ページはアフィリエイト広告を利用しています。
SHURE AONICの音質自体は申し分ないんですが、そのままだと耳が辛くて短時間しか使用できないのが唯一不満のSHURE製イヤホン。
管理人の耳が小さいってのもあるんでしょうけど、SHUREの本体って意外とデカいですよね。
比較的がたいが大きい方なら耳も大きくて、全然耳に収まるサイズなんでしょうが、小柄で耳が小さい人は装着は出来るものの、本当に30分と我慢出来ないんです。
管理人の場合は、特に最初は左耳のイヤーピース部辺りが痛くて辛かったんですよ。
そんな訳で幾つか改善策をトライしてみたところ、劇的に改善が図れたので備忘録として残して置きます。
SHURE製イヤホンで同様にお悩みの方がおいででしたら参考にしてみてください。
改善策その1:シリコン製イヤーチップ SpinFit CP800
シリコン製のイヤーチップに付け替えると、少しは改善されるんじゃないかと考えてSpinFit CP800を購入してみました。
SHURE製イヤホンに装着出来るシリコン製のイヤーチップだと、このSpinFit CP800がお勧めなんだそう。
管理人の買ったのは左側のSサイズです。
ものはこんな感じ
肝心の結果ですが、シリコン製で見た目も小さくなったことにより左耳のイヤーピース部辺りの痛さはかなり軽減したものの、両耳とも本体が収まっている辺りが引っ張られている感じが改善せず、やはり長時間の装着は辛い状況でした。
因みにちょっと浮気して、SENNHEISER IE100PROも試しに購入してみましたが、こちらは本体がSHURE製に比べて明らかに小さく、標準のイヤーピースで痛みもなく全然平気でした。
改善策その2:シリコン製イヤーチップ AZLA SednaEarfit XELASTEC+FINAL アダプター
SHURE製の本体の大きさはどうにもならないので、他に解決策はないかと思っていたところ、AZLA SednaEarfit XELASTECなるイヤーピースを発見。
独KRAIBURG TPE社製熱可塑性エラストマーって言う素材みたいで熱で軟化して耳にフィットする形状に変化するらしい。
これで少しでも本体が前側にズレてくれると少しは痛みが緩和されるかもと期待。
でもって、よくよく観るとイヤーピース自体も短いので、イヤーピース部が奥に入ればノズルの傾斜分本体も斜め前になるはずなので改善が見込めると考えました。
でも残念ながら、イヤーピース取り付け部の穴径が大きくてSHURE製には装着出来そうもないと諦めかけていたんですが、アダプターを噛ませて径を合わせることで装着出来るらしいとの情報があり、ちょっと出費は痛いけど、トライしてみることにしました。
まず購入したのはこちら
使用するのはケース下側に見える赤いアダプターです。
拡大画像がこちら
こちらをアダプターとしてSHURE製イヤホンのノズル部分に装着しますが、装着時の方向があるので注意の事。
中央部分にイヤーピースの抜け止めがありますが、つばの切り立った方が根元側です。
この写真だとノズル先端が少し出てますが、ツライチにするのが良いと思います。
一応、製品に付属していた簡易マニュアルの記述はこちら
FAINAL TYPE E商品添付の簡易説明書から引用
プラスチック製のノズルだと折れる恐れもあるので、無理に入れようとせず少しづつ慎重に注意しながら作業を進めて下さい。
このアダプターを装着したら、こちらのAZLA SednaEarfit XELASTECなるイヤーピースをセットします。
管理人は小さいサイズのSS/S/MSサイズ各1ペア AZL-XELASTEC-SET-Sを購入しました。
イヤホンに装着したところがこちら
左側が今回のAZLA SednaEarfit XELASTEC SSサイズで、右側がその1でトライしたSpinFit CP800のSサイズです。
SpinFit CP800に対してイヤーピースの位置が2mmほど低くなっているのが分かると思います。
これにより耳への装着時にノズル部分が耳の奥に入ることでノズルの傾斜分本体が斜め前に移動するので、その分、本体後ろ側の耳への圧力が減少して楽になるようです。
イヤーピースを交換して30分ほど装着してみましたが、耳の痛さがなくなり、これなら長時間の装着でも大丈夫そうです。
全体的にはほんの少しの変化なんでしょうけど、結構耳が楽になったので、SHURE製イヤホンで耳が痛いと感じている方にはお勧めです。
でもって音質の変化ですが、SHURE製イヤホンのフォームタイプからSpinFit CP800のSサイズに交換してちょっと高音寄りになったのが、元に戻った感じを受けました。
購入したFINAL イヤーピースEタイプの取扱説明書によるとイヤーピースから鼓膜への距離が近くなると低音域が持ち上がり、強調された高音域が高い方にズレてフラットになるようです。
詳しくはこちら
FAINAL TYPE E商品添付の簡易説明書から引用
管理人は低音域が持ち上がった感じは受けなかったけど、高音域は少し抑えられて全体的にフラットになった印象を受けました。
まとめ:感想とデメリットなど
管理人的にはSHURE製イヤホンの唯一の不満点であった装着時の耳への痛みが改善され、長時間の装着が出来るようになったのでかなり満足です。
SHURE製イヤホンですが、ひょっとすると耳の小さい方にはノズルの傾斜角が合っていなくて痛く感じるのかも知れません。
今回の解決策その2にて、ノズル傾斜角が適正化されたことで本体と外耳の関係も含めて改善したと考えて良いと思います。
それからAZLA SednaEarfit XELASTECへの変更によるデメリットですが、耳から外す時に粘着が強くなった印象で外しにくくなったと感じます。
これは熱可塑性エラストマーって言う熱による形状記憶みたいな素材なので、耳の形状にぴったりとあうことの裏返しなので、ある意味やむなしだと考えます。
あとは、アダプターだけがほしいんだけど、FINAL イヤーピースEタイプ ALLサイズを購入しなければアダプターが入手出来ないことでしょうか。
最後にお決まりなので書いて置きますが、感じ方は個人差があり、また今回の方法はメーカーが推奨するものでもありませんので、実施される場合は自己責任でお願いします。
ネット上でも”SHURE 耳が痛い”と検索すると結構ヒットするので、それなりの方が悩んでいるみたいです。
今回の解決策で少しでも耳の痛さが改善されて快適なSHURE製イヤホン活用に貢献できたなら管理人も嬉しい限りです。
kazySUS